TESE体験記 ~術前診断編~

【TESE術前診断】

福島市内で男性の精巣精子を採取するTESE手術は福島県立医大病院でしか出来ません。

(実は福島市内のみならず、福島県内唯一 2018年現在)


2017年中に以前凍結(2015年に1回目のTESE)していた精巣精子を使い切ってしまったため、2018年1月に生殖医療センターからの紹介により泌尿器科で再診察


泌尿器科の手術が混雑している件とTESE手術が出来る先生が一人のため、

3ヶ月から半年近く待つとの話。

あとは病院からの電話を待つのみ。

実際に手術日程の電話が来たのが、6月中旬。

シフト制の仕事のため、1回目の電話では予定が合わず、約2週間後の2度目の電話でなんとか日程確定。

半年以上かかりました。


術前検査当日

AM8:30 福島県立医大病院着

       泌尿器科で手続き後、各種検査へ


心電図 → 肺活量 → 採血

採血でまさかの5本採取!


その後、胸部レントゲン → 麻酔科

麻酔科では採血の結果を待ってからの問診となる。

約30分後に問診開始。


術時間が1時間半予定のため、下半身麻酔か全身麻酔か微妙なところ。

まず術中の麻酔科医の判断に任せることに同意。


全身麻酔が初めてと伝えたところ、麻酔の仕組みから合併症まで細かく説明。

同意書にサインが必要なので途中から妻も同席。

この説明が長く、恐らく30分以上かかったと思う。

採血の影響か、脂汗が出てきて、血の気が引く感覚が。

必死に耐えて、説明終了。同意書にサイン。


妻に体調を説明すると貧血の症状かも?とのこと。

泌尿器科に戻り、水分とおにぎり食べて回復。

血を抜く習慣がない男性にとって5本抜くのは結構なハードル。また、各種検査に歩き回ったのも悪影響だったかもしれません。体調の変化に注視することをおすすめします。


最後に泌尿器科の先生の説明と手術方法の提案。

今回は前回と異なる方法で実施。


TESE手術で採取する精子を目視で睾丸のみでなく、顕微鏡下でより質の良い精子を採取できる方法の提案を受ける。あとからWEB検索により、「MD-TESE」と理解する。


妊娠→出産という目標達成のため、TESE手術を行うので、より質の良い確率が高いものが取れる方法とのこと。これに関しては同意。


問題点は費用。

通常のTESE手術は約15万円(入院費含む 自費)

顕微鏡下のTESE手術(MD-TESE)は約40万円(入院費含む 自費)


あとは患者の決断次第とのこと。

待合室にいる妻に相談しても結論は同じだと思ったので、自分一人でMD-TESE手術を選択。


我々にとっては大きな金額差だけど、今までの実績を踏まえるとより可能性が高まる方へ賭けたい。

お金は後から頑張って稼げば良い!


こうして、TESE手術の術前診断は終了。

全て自費検査のため、お会計約3万円。


医大病院を出たのが12時過ぎ。

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